No489・・・長期借入金
長期借入金とは、銀行などの金融機関から融資を受けた金額のうち、
1年を超えて返済期日が到来する借入金(債務)を処理する負債の勘定科目で、
金融機関等から長期借入金を借り入れる方法には、金銭消費貸借契約書による
借入である証書借入が一般的であり、長期借入金は、バランスシート上では
固定負債の部に表示することになります。
この長期借入金は、長期で使用する固定資産を購入するなどの設備投資を
実行する際に利用することが多く、金融機関等から長期借入金を借り入れる
方法には、有価証券や土地や建物の不動産を担保とする金銭消費貸借契約書による
証書借入の借入方法が一般的で、長期借入金の返済方法は、元金均等返済と
元利金等返済があり、返済方法は、元金均等返済による方法が採用されることが
多いようです。
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・経営管理セミナー ・経営戦略セミナー
■ビジネス通信講座(電話で解説を聞き質問をすることが可能)
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ちなみに、担保に差し入れた資産については、貸借対照表の注記事項であるので、
その旨を貸借対照表の欄外に注記する必要があります。
また、長期借入金の返済期日が1年以内となった金額については、1年以内に
返済すべき金額を、1年以内返済長期借入金の勘定科目に振替えることに
なります。
尚、長期で使用する固定資産を購入する際に、短期借入金を活用すると、
資金繰りを圧迫する原因となりますので、長期で使用する固定資産への
投資は、財務の健全性を維持する為にも、返済期限がない株主資本や
返済期間の長い長期借入金にて行うべきです。
※長期借入金の仕訳例は下記の通りです。
例・・・銀行から5年後返済の条件で金銭消費貸借契約を交わし、その借入金1000が
普通預金に振り込まれた場合。
(借方) | (貸方) | ||
普通預金 | 1000 | 長期借入金 | 1000 |