No256・・・レバレッジ比率
レバレッジ比率とは、自己資金にどれだけのてこをかけて資金を
運用しているかを示す指標で、レバレッジ比率は、企業の財務内容の
健全性を見る指標の1つであり、レバレッジ比率は、算出した結果の数値が
低いほど財務の安定性が高いと判断できます。
また、自己資金に対するリターンを高める為にレバレッジをかけると、
当然、レバレッジ比率は高まりレバレッジ効果も大きくなりますが、
レバレッジ効果は、プラスの効果だけでなく、マイナスの効果もありますので、
自己資金に比べて大きな資金を運用しているときは、大きな利益を期待できる反面、
大きな損失に繋がるケースもあるため、過度なレバレッジをかけて大きな
レバレッジ効果を期待してレバレッジ比率を高めることは、
リスク管理が出来ていなければ、非常に危険なことなのです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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そして、レバレッジ比率を高める為には、有利子負債の増加、仕入債務の
支払サイトの長期化、自社株買いや配当性向を高め自己資本をスリム化する等
の方法があります。
逆に、レバレッジ比率を低下させる為には、有利子負債の削減、仕入債務の
支払サイトの短縮化、利益の拡大や増資で自己資本を増加させる等の方法が
あります。
尚、レバレッジ効果を狙い、レバレッジを効かせてレバレッジ比率を高めると
企業の業績の成長スピードを速めることも可能ではありますが、
過度にレバレッジ効果を狙い、レバレッジを効かせてレバレッジ比率を高め過ぎると、
余程財務のコントロールが出来る企業以外は、資金繰りを圧迫し資金ショートを
招く要因になりますので、安定成長を望む企業は、資金繰りを圧迫しない範囲の
適切なレバレッジ比率を維持することが必要です。
ちなみに、レバレッジ比率は、負債比率、D/Eレシオ、ギアリング比率等と
同種の指標です。
計算式・・・レバレッジ比率=他人資本÷自己資本
レバレッジ比率に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー