No215・・・D/Eレシオ
D/Eレシオとは、自己資本に対して、他人資本を何倍利用しているかを示す
財務の健全性を計る指標で、D/Eレシオは計算された数値が低いほど財務内容が
健全であり、D/Eレシオは企業がどれだけ財務レバレッジを効かせているかを
示しているともいえる指標です。
また、D/Eレシオは、Debt Equity ratioの略で、Debtとは負債であり、
Equityとは資本のことなので、D/Eレシオを算出する際の負債には、
負債合計である他人資本を利用することが基本になります。
※全産業D/Eレシオデータ
(日本企業約280万社の業種別・規模別のD/Eレシオデータ)
・全産業DEレシオ
・製造業DEレシオ
・非製造業DEレシオ
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しかし、一般的にD/Eレシオを算出する際の負債には、有利子負債残高を
用いるケースが多く、D/Eレシオを利用する際は目的に応じて、
どの負債を活用するか選択するべきです。
そして、D/Eレシオをより厳格な指標としたい時は、ネットD/Eレシオを
利用する方がよく、ネットD/Eレシオの計算式は、他人資本から現預金を
差引いて自己資本で割ることにより算出します。
また、D/Eレシオを改善する為には、他人資本の削減か、増資か利益を
積み重ねることで、自己資本を増加させる必要があります。
ちなみに、D/Eレシオの適切な倍率は、企業毎に異なる収益力やキャッシュフローを
加味して評価すべきものであるため、企業の収益力やキャッシュフローを無視して、
D/Eレシオの倍率のみでその評価をすることはナンセンスです。
尚、D/Eレシオは、レバレッジ比率、負債比率、ギアリング比率等と
同種の指標です。
計算式・・・D/Eレシオ=負債合計÷ 自己資本