No296・・・レバレッジ効果
レバレッジ効果とは、てこの原理を利用することで、小さな力でも
大きく重いものを動かすことが出来る例えとして、経済や金融の世界でも
使われている比喩的表現で、経済や金融の世界でのレバレッジ効果は、
少ない自己資本で大きな他人資本を利用することで自己資本利益率や
総資産利益率を高めることを意味し、レバレッジ効果は、他人資本を
増加させレバレッジ比率を高めれば、更にその効果は大きくなります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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このレバレッジ効果は、企業経営以外では、金融の世界では幅広く
利用されており、金融商品でレバレッジ効果がある主なものとしては、
株式の信用取引、株価指数先物取引、株価指数オプション取引、
商品先物取引、FX(外国為替証拠金取引)などがあります。
レバレッジ効果の小さなものでは、株式の信用取引の保証金に対して
3倍程度のレバレッジのものから、レバレッジ効果の大きなものでは、
株価指数先物取引の証拠金に対して数百倍のレバレッジのものまで
存在します。
また、レバレッジ効果を高めれば、大きな利益を獲得できる可能性が
高まる反面、大きな損失に繋がる可能性もあるため、個人投資家が
自己資金に比べてあまりにもレバレッジ効果が高い金融商品を
取引した場合、数%の価格変動で自己資金を全て無くし、
場合によっては借金まで背負ってしまう可能性があります。
そして、企業も、あまりにも高いレバレッジ効果を求め、
財務レバレッジを高めることになるレバレッジ比率を大きくしすぎると、
大きな損失を被る可能性も高まり、大きな損失を被ると、場合によっては
債務超過にもなりかねず、また、巨額な損失は、資金繰りにも深刻な影響を
与え、経営の屋台骨を揺るがす事態になりかねません。
このように、企業経営や財務戦略において、このレバレッジ効果を
どのように活用していくかは企業にとって重要な課題になります。