No13・・・キャッシュフローの管理
キャッシュフローの管理とは、自社のあるべき姿である理想のキャッシュフローを
予算編成し、予算と実績を比較して、分析・評価・対策までの活動全体を含む仕組みのことなので、
キャッシュフローの管理=資金繰り(資金管理)です。
このキャッシュフローの管理は、企業規模に関わらず、どの企業にも必要な業務なのですが、
本当の意味で、キャッシュフローの管理が出来ている企業や経理・財務・経営企画の社員は
非常に少ないのが現状です。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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・経理業務の利益貢献度・経理業務の合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・日本の不動産相場
キャッシュフローの管理は、予算のキャッシュフローを作成することから始まるのですが、
キャッシュフローの予算を作成するには、総合予算を作成していなければ、
キャッシュフローの予算を作成していることにはなりません。
よって、総合予算を作成出来るスキルが身についていなければ、
資金繰りが出来ていることにはなりません。
しかし、一般的な企業では、経常予算と資本予算で構成される、
総合予算を作成している企業は非常に少ないので、キャッシュフローの管理に必要な、
精度の高い資金計画が作成出来ていないことになります。
ちなみに、キャッシュフローの管理とは、バランスシートの管理ともいえます。
また、キャッシュフローの管理は、企業の生命線ともいえる重要な業務であるにもかかわらず、
いまだに、キャッシュフローの管理が、どのようなものであるかが、認識出来ていない企業や
経理・財務・経営企画の社員が大勢いることも、会社の発展を阻害している大きな要因といえます。
そして、特に、経理の社員が、キャッシュフローの管理が、どのようなものであるかを
理解していない要因の一つとして、経理のスキルアップといえば、外部報告目的の財務会計や
税務会計の専門知識を身につけることや、それらの資格である、公認会計士や税理士の資格取得に
一生懸命になっていることが要因の一つと考えられます。
当たり前のことではありますが、幾ら、外部報告目的の、財務諸表を作成できる
スキルを持っていたとしても、会社の資金繰りが苦しい時に、経営に必要な、資金繰りである
キャッシュフローの管理が出来ない様な、経理や財務の社員では、企業にとっては、
存在価値がないといえます。
よって、会社にとって、必要な仕事と重要な仕事の区別も出来ない経理・財務・経営企画の社員は、
会社にとっては、必要のない社員といえますので、経理・財務・経営企画の社員は、
会社にとっての必要な仕事と重要な仕事を理解する必要があります。
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー、予算、金融、金利