No658・・・資金表
資金表とは、企業が事業活動の為に利用する資金の収入と支出の状況を
示した表のことで、資金表には、資金の収入総額と支出総額を示す種類の表と、
利益金額に、財務諸表の勘定科目を増減することで、キャッシュベースに
変換する種類の表があり、資金表は、資金繰り(資金管理)をする為には、
必ず必要な表といえます。
この資金表には、ある過去の事業期間の資金残高が、どのような資金フローにより、
その資金残高となったのかを示す実績ベースの資金表と、単年度経営計画や
中期経営計画の定量計画として作成される、予測ベースの資金表があります。
ちなみに、代表的な資金表としては、資金繰り表、資金移動表、キャッシュフロー計算書
、資金運用表があり、これらの資金表は、一般的に、資金4表と呼ばれています。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、資金表を作成する目的は、企業の将来の資金の運用と調達の計画を
示すことであり、資金表は、経営計画における、資金計画を作成する為に
必要な表であるので、実績ベースの資金表を作成する目的としては、
予測ベースの資金表を作成する為の参考データとして利用することといえます。
このように、資金表は、結果である、実績の資金繰り表、資金移動表、
キャッシュフロー計算書、資金運用表を作成するだけでは、経営という
観点からは意味が無いので、経理・財務・経営企画に所属する人間にとっては、
企業の経営計画に必要な予測ベースの資金表を作成できるようになって、
はじめて、会社の経営に貢献できる仕事が出来るようになったといえます。