No368・・・割引率
割引率とは、将来価値を現在価値に変換する際に用いる利率の
ことで、また、割引率は、期待収益率と呼ぶこともでき、リスクの
高い金融商品や財務の脆弱な企業に投資を実行する時は、将来価値を
現在価値に換算する割引率は当然高くなり、割引率は、通常年率換算し
％表示にて表します。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この割引率は、さまざまな将来価値を現在価値に変換する際に
用いるられますが、一般的には、将来発生するキャッシュフローを
現在価値に変換する際に用いられるので、キャッシュを生み出す
ものであれば、その将来発生するキャッシュフローを予測して、
割引率を用いて将来価値を現在価値に変換することができること
になります。
また、企業価値評価や不動産評価の際にも、キャッシュフローの
観点から分析する際は割引率が用いられ、企業価値評価の際は、
株主資本コストと負債資本コストを加重平均した、
加重平均資本コスト（WACC）を活用することが一般的です。
そして、割引率の算定方法としては、一般的にリスクフリーレートに
リスクプレミアムを加えて算定するといわれており、
リスクフリーレートとは、債券や預金などの元本保証された金融商品の
利回りのことを指し、一般的に、リスクフリーレートは、長期国債の
利回りを適用しており、リスクプレミアムとは、投資対象の様々な
リスクを投資家が考慮して利回りを上乗せすることで、
リスクプレミアムは、投資対象毎に異なることが当たり前の為、
基準となる利回りが無くて当然なのです。
尚、割引率の利率次第で、投資対象の評価が大きく変わってしまう
ものなので、この割引率を用いるディスカウントキャッシュフロー（DCF）
による評価方法は、非常に主観的な評価方法であるといえます。
割引率に関連する用語
・勤務費用
・利息費用
・期待運用収益
・過去勤務債務
・数理計算上の差異
・会計基準変更時差異
・退職給付債務
・退職給付費用
・退職給付引当金
・退職給付引当金繰入額
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・退職金、退職一時金、確定給付企業年金
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