No378・・・リスクプレミアム
リスクプレミアムとは、リスクの程度に応じて変化する、
投資家が投資を実行に移す際の上乗せ分の期待リターンのことで、
リスクプレミアムは、投資家のリスク許容度を示すものであり、
リスクの高い投資案件ほど高い利回りが期待できなければ投資対象に
なることはありえないため、リスクの高さとリスクプレミアムの
大きさは比例します。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時~23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・事業計画書作成セミナー
・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座 ・経営計画作成通信講座
■各種コラム・ちょっと気になる四方山話・不動産相場情報
・経理利益貢献度・経理合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・四方山話・日本の不動産相場
■法人向けサービス(マーケティング、財務等の各種コンサルティング)
・社員研修セミナー(経理・財務・経営企画の社員研修) ・管理職代行サービス ・1日コンサルティング
このリスクプレミアムは、投資家の期待収益率から無リスクで金利を
得ることができると考えられている安全な金融商品の利回りを0差引いた
ものでもあり、これを計算式で表すと下記のようになります。
無リスク金利+リスクプレミアム=期待収益率(割引率)
また、無リスクの金利のことをリスクフリーレートといいますが、
リスクフリーレートとは、元本保証された金融商品の利回りのことで、
一般的に、リスクフリーレートの金融商品としては、銀行預金や国債が
ありますが、期待収益率を算出する際は、金融市場で最も安全な資産と
みなされている国債の利回りが利用されています。
そして、リスクプレミアムは、投資家のセンチメント(市場心理)次第で
大きく変動するものなので、多くの市場参加者が熱狂しているバブル相場の
時期やほとんどの市場参加者が総悲観の状態である暴落相場の時期は、
結果としてリスクプレミアムが大きく変化することになりますので、
リスクプレミアムも株価と同様にその時々の相場全体や金融市場のムードや
雰囲気に影響を受けやすいので、様々な市場参加者の思惑を反映した
ものになるといえます。
尚、リスクプレミアムは、投資対象の様々なリスクを投資家が考慮して
利回りを上乗せすることなので、リスクプレミアムは、投資対象毎に
異なることが当たり前の為、基準となる利回りが無くて当然なのです。