No379・・・リスクフリーレート
リスクフリーレートとは、元本保証された金融商品の利回りのことで、
一般的に、リスクフリーレートの金融商品としては、銀行預金や国債が
ありますが、期待収益率を算出する際は、金融市場で最も安全な資産と
みなされている国債の利回りが利用されています。
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このリスクフリーレートは、無リスク金利とも呼ばれていますが、
一般的にリスクフリーレートの金融商品といわれる銀行預金や国債も、
デフォルトリスクは存在しており、現実的に規模の大きな銀行の倒産や
国家破産は過去に何度も発生している為、リスクフリーレートは、
その時の金融市場が最も安全な資産とみなしている利回りとも定義する
ことができます。
また、リスクフリーレートは、割引率を算出する際にも利用されますが、
割引率とは、将来価値を現在価値に変換する際に用いる利率のことです。
そして、割引率は、期待収益率と呼ぶこともでき、リスクの高い金融商品や
財務の脆弱な企業に投資を実行する時は、将来価値を現在価値に換算する
割引率は当然高くなり、割引率は、通常年率換算して%表示にて表し、
計算式は下記の通りです。
リスクフリーレート+リスクプレミアム=期待収益率(割引率)
このリスクフリーレートを利用する割引率は、
ディスカウントキャッシュフロー(DCF)でも利用され、
ディスカウントキャッシュフローとは、投資対象価値を評価する
方法の1つで、ディスカウントキャッシュフローはDCFとも略され、
ディスカウントキャッシュフローは割引率などの前提条件次第で、
投資対象の評価価格が大きく変化する評価手法です。