No219・・・粉飾決算
粉飾決算とは、財務諸表を実態とは異なる姿に見せることで、
通常、粉飾決算は、実態より利益を過大に見せる為に利用する
企業が多いのですが、稀に、実態より利益を少なく見せる
粉飾決算をする企業もあります。
また、企業が粉飾決算をする理由としては、上場している企業の場合は、
粉飾決算をすることにより、投資家に実態を良く見せることによって、
自社の株価対策に利用したりする場合がありますが、 そのような行為をすると、
上場廃止基準にも抵触する可能性があります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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そして、財務内容を実態より良く見せる粉飾決算をして、
銀行等の金融機関から融資を引き出す目的で利用する場合や、
あるいは、粉飾決算をして利益を圧縮し税金の納付を少なくする意図で
行なわれる場合もあります。
更に、サブプライムローン問題の際に利用されていた粉飾決算は、
資産流動化の手法を悪用し、不良資産をオフバランス処理することで、
脆弱な財務内容を隠す目的でも利用されていました。
そして、粉飾決算の手法としては、売上債権、棚卸資産、経費などの操作を
することが一般的ですが、これらの項目を操作して財務諸表を良く見せても、
現預金残高まで操作する粉飾決算を行なわなければ、動態的分析と呼ばれる
資金移動表分析をすれば、粉飾決算を見破ることが出来ます。
尚、静態的分析と呼ばれる、流動比率や当座比率などの財務比率分析では、
粉飾決算を見破ることは難しいので、粉飾決算の有無を判別する為には、
資金移動表等のキャッシュフロー分析が欠かせません。
粉飾決算に関連する用語
※飛ばし、粉飾