No495・・・税引前当期純利益
税引前当期純利益とは、企業の本業の営業活動・投資活動・財務活動等の
経常的に発生する経常利益に、臨時的・例外的・偶発的な要因の特別利益、
特別損失を加減して算出した利益を処理する収益の勘定科目で、税引前当期純利益は、
法人税法上の課税所得に近い利益であり、税引前当期純利益は、企業が
事業活動において獲得した全ての利益の金額を示すものです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この税引前当期純利益は、一般的に、経常利益の金額とほぼ同じ金額に
なることが多いのですが、事業年度において、企業にとって大きな事件が
発生した場合に多額の特別損失を計上することになりますので、経常利益より
税引前当期純利益が大幅に減少している場合は、何か大きな出来事が
企業に起こったと考えられます。
また、税引前当期純利益から、法人税等調整額や法人税、住民税及び事業税を
差し引いて当期純利益を算出することになるのですが、連結決算の場合は、
税引前当期純利益から、少数株主の持分である少数株主利益も
差し引いて当期純利益を算出します。
ちなみに、税引前当期純利益から、差し引かれる法人税等調整額とは、
税効果会計の適用により計上される当期事業年度の法人税、法人住民税、
法人事業税の調整額を処理する勘定科目です。
尚、損益計算書上において、経常利益の金額に特別利益を加えた金額よりも
特別損失の金額が上回った場合は、税引前当期純損失の勘定科目を
用いる事になります。
税引前当期純利益に関連する用語
※キャッシュフロー計算書、財務諸表