本文へスキップ

Ogata Investment 株式会社は、経営財務・予算作成コンサルティングを専門とする会社です。

静態的分析(ストック分析)

静態的分析(ストック分析)<経営者の為の用語集経営財務情報








No255・・・静態的分析(ストック分析)


静態的分析(ストック分析)とは、財務分析に必要な安全性分析

手法の1つで、静態的分析は、企業の短期的支払能力と長期的支払能力を

一時点の貸借対照表の情報だけを使い分析する手法であり、静態的分析は

ストックである貸借対照表の資産と負債を比較して企業の支払能力

分析する手法なのです。


また、静態的分析(ストック分析)により、企業の短期的支払能力を

掴む為には、流動比率当座比率等の指標を利用して分析し、

企業の長期的支払能力を分析する為には、固定比率固定長期適合率

D/Eレシオ等の指標を活用して分析します。


※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)

財務指標データ






■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座等のご案内

※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)

経営管理セミナー  ・予算作成セミナー ・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座

※経理・財務・経営企画業務の利益貢献度・各種管理業務合理化の後に残るもの・不動産相場情報

経理業務の利益貢献度経理業務の合理化の後に残るものいる社員といらない社員日本の不動産相場






そして、静態的分析(ストック分析)において、企業の短期的支払能力を

みるということは、1年以内の支払能力を見ることなので、支払義務である

流動負債とその支払原資である流動資産を比較すれば短期的支払能力が

ある程度把握することが出来ます。


但し、流動資産の中に、不良債権や不良在庫など換金性の低いものが

含まれている場合は、流動比率や当座比率だけで短期的支払能力を

判断することは出来ません。


次に、静態的分析(ストック分析)において、企業の長期的支払能力を

みるということは、資産・負債・資本の財務バランスを見ることなので、

固定資産の資金の調達(源泉)と他人資本自己資本の関係を分析し

長期的支払能力を把握します。


尚、静態的分析(ストック分析)は、企業の一時点の貸借対照表の情報だけを

使い分析する手法なので、企業の真の支払能力を掴むには限界があり、

企業の真の支払能力を掴む為には、動態的分析(フロー分析)を活用しなければ、

企業の真の支払能力を掴むことは出来ませんので、経常収支がマイナスの

状態である経常収支比率が100%を下回っている事業年度が数期間続いた場合に、

資金ショートの可能性が高くなることや、利益が多額に計上されていても

倒産に至る、黒字倒産の可能性なども見逃す可能性があります。



静態的分析(ストック分析)に関連する用語

財務資産負債純資産損益キャッシュフロー