No702・・・貸借対照表分析
貸借対照表分析とは、貸借対照表の資産・負債・純資産の状況を、
財務指標を用いて分析することで、一般的に、貸借対照表分析では、
企業の支払能力などを、貸借対照表の情報だけを用いて分析することになり、
貸借対照表分析は、静態的分析(ストック分析)とも呼ばれています。
この貸借対照表分析をすることは、キャッシュフロー分析をすることでもあるので、
損益計算書を分析するより、はるかに重要なのですが、幾ら、貸借対照表分析が
重要だからといって、1事業年度だけの、貸借対照表の情報を用いて、流動比率、
当座比率、負債比率などの財務指標を計算しても、ほとんど利用価値がなく、
時間の無駄です。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座等のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座
※経理・財務・経営企画業務の利益貢献度・各種管理業務合理化の後に残るもの・不動産相場情報
・経理業務の利益貢献度・経理業務の合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・日本の不動産相場
また、貸借対照表分析のポイントは、貸借対照表と損益計算書の数値を
組み合わせて分析することなので、貸借対照表を分析するといっても、
貸借対照表の数値だけを見ていては、財務分析の基本でもあり、
財務分析で最も重要である、企業のキャッシュフローの状態を
掴むことはできません。
ちなみに、複数事業年度の貸借対照表があれば、損益計算書のデータがなくても、
大まかなキャッシュフローを計算することができます。
そして、貸借対照表分析においても、データ分析の基本である、構造と変化を
把握することが重要である為、貸借対照表を分析する際は、複数事業年度の
貸借対照表を用意することが必要といえます。
尚、貸借対照表分析では、負債と純資産のバランスである、D/Eレシオなども
計算することになりますが、最適な負債と純資産のバランスとは、どのような
状態であるかを理解できていなければ、財務を理解していることにはなりません。