No352・・・CDO
CDOとは、住宅ローンなどの貸出債権や社債などの債券を担保として
発行する資産担保証券で証券化商品であり、CDOは、担保となる資産の
組み合せによって、ローリスクのシニア債、ミドルリスクのメザニン債、
ハイリスクの劣後債に分類でき、CDOは、債券や債券類似商品を担保にした
CBOか貸出債権を担保にしたCLOのどちらか、あるいは両方を組込んだ
金融商品なのです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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このCDOに組入れられる資産には、住宅ローンや企業貸付などの
貸出債権、社債、ABS、クレジットデリバティブ取引であるCDS、
不動産投資信託のREIT、ソブリン債などがあります。
CDOは、様々な資産を組み入れることによって、多種多様な証券化商品が
販売されてきましたが、サブプライムローンをはじめとした問題資産や
複雑な資産が組込まれた金融商品であるCDOをムーディーズや
スタンダード&プアーズ(S&P)などの格付け機関がトリプルAランクの評価を
つけたことで、世界中の個人投資家・機関投資家・金融機関が、サブプライムローンが
組込まれた金融商品を購入する事態に至り、このような原因により、
2008年のサブプライムローン問題を発端とする金融危機が
一層複雑化しました。
また、CDOは、組込まれている資産が細分化されて資産内容も不透明で、
流動性も低い為、CDOの時価を算定することは非常に困難です。
尚、CDOを組成目的により分類すると、バランスシート型と
アービトラージ型が存在し、アービトラージ型とは価格差を
利用した裁定取引をCDOに応用したものであり、バランスシート型とは、
金融機関などが、貸出債権などを含んだCDOを発行することにより、
バランスシートのスリム化を図ることでROAの改善になり、
資産を資金化することにより、資金繰りの改善にも繋がる取引です。
ちなみに、CDOは、Collateralized Debt Obligationの頭文字を取り
このように呼ばれています。
CDOに関連する用語
※ソブリンリスク、信用リスク、国債
※デフォルト(債務不履行)、ソブリン債、債券
※国際スワップデリバティブ協会(ISDA)
※通貨スワップ取引、金利、デリバティブ取引(金融派生商品取引)
※クーポンスワップ取引
※為替予約
※スワップ取引、キャッシュフロー
※コモディティスワップ取引
※格付け
※オフショア
※資産の流動化に関する法律、資産流動化法
※オフバランス処理、貸借対照表、オフバランス
※資産流動化、売掛債権、不動産、資金調達
※債権流動化、売掛債権