No220・・・資産流動化
資産流動化とは、主に企業が保有する金銭債権である売掛債権や
不動産の資産を特別目的会社に譲渡して資金調達する手法で、
企業は資産流動化することで、バランスシートをスリム化でき、
資産流動化は直接金融による企業の資金調達手段の1つでもあります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この資産流動化は、当該資産自体の価値やキャッシュフローを裏づけにした
手法であり、資産流動化をする企業の信用力で資金調達コストが
決定するのではなく、資産流動化をするその資産自体の資産の信用で
証券を発行するため、一般的に資産流動化する企業が銀行等から
借入れするより、資産流動化での調達コストのほうが低コストになります。
また、資産流動化のメリットととしては、バランスシートのスリム化による
各種財務指標の改善、資金調達の多様化と効率化、資金調達コストの削減等が
あります。
そして、資産流動化による資金調達は、企業が投資家より直接資金調達を
することが出来るので、資産流動化は直接金融による資金調達方法の
1つでもあります。
ちなみに、サブプライムローン問題の際に利用されていた粉飾決算は、
資産流動化の手法を悪用し、不良資産をオフバランス処理することで、
脆弱な財務内容を隠す目的でも資産流動化が利用されていました。
尚、サブプライムローンとは、信用力が低く低所得である
個人向けローンのことで、このような信用力が低い低所得者を
サブプライムと呼ぶところからこのような名称となり、
サブプライムローンのプライムとは、優良という意味である為、
サブプライムローンは、直訳すると準優良ローンという意味になります。
資産流動化に関連する用語
※売掛債権、不動産、資金調達
※サブプライムローン
※CDO、住宅ローン、社債、債券
※CDS、オプション取引
※格付け
※オフショア
※オフバランス処理、貸借対照表、オフバランス
※債権流動化