No158・・・資金調達コスト
資金調達コストとは、企業が事業を行うための、資金の調達に要した
コストのことで、資金調達コストには、資本コストと負債コストがあり、
資金調達コストは、事業を継続する上で必要な、企業の血液である
資金を供給し続ける為のコストなのです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この資金調達コストであるエクイティファイナンスに伴う資本コストは、
株主が企業に期待する利回りが資本コストになりますが、企業が成長段階の時は、
株価上昇が株主の期待利回りを満たす役割を果たし、資本コストは低くなる
傾向があります。
そして、資金調達コストであるデットファイナンスに伴う負債コストは、
債権者が企業に期待する利回りが負債コストになりますが、財務抜群な
優良企業であれば、負債コストを抑えることが出来ます。
また、直接金融によるデットファイナンスに伴う資金調達コストは、
基本的に企業の財務内容に基づく、格付機関の格付けによって
異なってくる為、基本的には財務の健全性を保っていれば、
デットファイナンスに伴う資金調達コストを押さえることはできるでしょうが、
格付けは第三者である格付機関が設定する為、ある程度、格付機関対策は
必要になってきます。
尚、資金調達コストが低いからといって、必要以上に財務レバレッジを
効かせることは危険であり、デットファイナンスは、返済期限のある
他人資本であるため、資金繰りには注意が必要です。
ちなみに、資金調達コストも、年率換算で表現します。