No127・・・格付け
格付けとは、第三者の格付機関が、企業の債務の支払い能力等を
評価したもので、一般的に格付けが高いほど信用力があり、
低金利で資金調達ができ、格付けは、企業の財務内容の安全性を
基準にランク付けしたものなのです。
また、格付機関が格付けをする場合には、格付けされる企業から
提出されたデータをもとに格付けする場合と、有価証券報告書等の
公表データのみで格付けする、勝手格付けと呼ばれているものがあります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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そして、格付けは、企業の将来についての評価であるため、
幾ら専門機関が公平・中立に格付けをしたとしても、
将来の予測には限界がありますし、格付機関は、非営利企業では無い為、
格付機関が公表する格付けが、公平・中立にされている保証はどこにも無く、
例えば、資金繰りに窮している企業があった場合に、格付機関がその企業の
格付けを引き下げることによって、その格付けの内容を重視した金融機関が、
企業の借入金の返済期日が到来しても、金融機関がその企業からの借り換えに
応じない場合、その企業を資金ショートに追い込む可能性もある訳で、
格付機関の意向次第で、企業が破綻に追い込まれる可能性もあるのです。
また、サブプライムローン問題を発端とした金融危機の一因として、
格付機関がサブプライムローンなどを組み入れたCDSやCDOなどの金融商品を
高格付けにしていたことがあり、金融機関では金融商品の投資に際して、
格付機関の格付けを参考にし、格付けが一定レベル以下では、投資が出来ない
内部規定などがある為、世界の金融機関などは、ある意味、格付機関の
格付けを信頼して、サブプライムローンなどを組み入れた金融商品に
積極的に投資をしていった背景があります。
ゆえに、格付けは、格付機関の主観的な評価にすぎないので、格付けを
過信せず、格付けは参考程度に見るぐらいで丁度良いものです。
尚、世界の主な格付機関は下記の通りです。
@ムーディーズ
Aスタンダード&プアーズ(S&P)
B格付投資情報センター(R&I)
C日本格付研究所(JCR)
Dフィッチ・レーティングス
格付けに関連する用語
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