No343・・・雑費
雑費とは、企業が定めた、販売費及び一般管理費のいずれの
勘定科目にも該当せず、その金額も小額であり、発生頻度も少なく、
特定の勘定科目を設ける必要がないものを処理する際に用いる
費用の勘定科目です。
この雑費は、様々な用途に支出したものが集まっている為に、
内容によっては、損金に算入されないものや、課税仕入に
該当せず、仕入税額控除の対象にならないものも含まれている
可能性がある為、決算処理の際は注意が必要です。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、雑費に含まれるものとしては、企業にとって、金額的に重要度の
乏しいもので、発生頻度も少ないものが含まれ、一度、雑費として
処理した内容は、金額的な重要度が変わらず、発生頻度も少ない
ままであれば、継続的に雑費として処理する必要があります。
仮に、雑費として処理していた内容が、金額的な重要度が増し、
発生頻度も多くなってくれば、雑費として処理し続けるのではなく、
その内容に合った勘定科目で処理するか、その内容に合った適当な
勘定科目が存在しない場合は、新たにその内容に合った勘定科目を
設定する必要があります。
ちなみに、雑費は、金額的にも、内容的にも勘定科目の中で
一番重要性が低い為、販売費及び一般管理費の内訳では、
一番最後に表示することになります。
尚、販売費及び一般管理費である雑費も、資金繰りの際は考慮すべき
であり、雑費の予算作成の際は、過去の実績などを考慮して予算を
作成することになります。
※雑費の仕訳例は下記の通りです。
例・・・事務所の清掃用具1050(税込)を現金で購入した場合。
(借方) | (貸方) | ||
雑費 | 1000 | 現金 | 1050 |
仮払消費税等 | 50 |
雑費に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー
※予算
※金融、金利