No213・・・債権流動化
債権流動化とは、企業が保有する金銭債権である売掛債権等の資産を、
特別目的会社に譲渡して、資金調達する手法で、企業は債権流動化することで、
バランスシートをスリム化でき、債権流動化は企業の直接金融による
資金調達手段の1つでもあります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この債権流動化は、当該債権である資産のキャッシュフローを
裏づけにした手法であり、債権流動化をする企業の信用力で
資金調達コストが決定するのではなく、債権流動化をするその債権自体の
資産の信用で証券を発行するため、一般的に債権流動化する企業が銀行等から
借入れするより、債権流動化での調達コストのほうが低コストになります。
また、債権流動化のメリットととしては、バランスシートのスリム化による
各種財務指標の改善、資金調達の多様化と効率化、資金調達コストの
削減等があります。
そして、債権流動化による資金調達は、企業が投資家より直接資金調達を
することが出来るので、債権流動化は直接金融による資金調達方法の
1つでもあります。
ちなみに、債権流動化のスキームは、不良債権処理の解決策としても
利用されて、債権流動化はオフバランス処理の1つの手法でもあり、
オフバランス処理とは、資産と負債が貸借対照表に計上されない
取引のことで、オフバランス処理は、バランスシートから資産や負債を
オフすることからオフバランス処理と呼ばれ、オフバランス処理を
することで、バランスシートをスリム化することが出来ます。
債権流動化に関連する用語
※資産流動化、売掛債権、不動産、資金調達
※サブプライムローン
※CDO、住宅ローン、社債、債券
※CDS、オプション取引
※格付け
※オフショア
※オフバランス処理、貸借対照表、オフバランス