No480・・・売上総利益
売上総利益とは、損益計算書上において、売上高から売上原価を
差し引いて算出する金額を処理する収益の勘定科目で、売上総利益は、
粗利益やマージンとも呼ばれ、売上総利益は、企業にとっての利益や
競争力の源泉を示すものであり、営業利益や経常利益を伸ばす為には、
まずは、売上総利益を増やす為の施策を講じる必要があります。
この売上総利益は、 売上高から売上原価を差し引いて計算される為、
売上総利益が増加するケースとしては、下記の通りです。
売上総利益が増加するケース
①売上件数の増加
②売上単価の上昇
③仕入単価の減少
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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①のケースは、売上件数の増加により、売上高が増えることで、
売上総利益も増加し、②のケースは、売上単価が上昇することで、
売上高が増えて、売上総利益の増加に繋がり、③のケースは、
仕入単価が減少することで、原価率が低下し、売上総利益が
増加することになります。
また、売上総利益を財務分析する際は、時系列で金額自体の量の
部分と利益率である質の部分の両方の推移を確認する必要があります。
そして、売上高に対する売上総利益の利益率である売上総利益率が
高いことは、その企業の商品やサービスにブランド力があることを
示すものです。
ちなみに、ブランドとは、顧客に対する約束であるといえるといえます。
尚、売上総利益と限界利益は、卸売業や小売業などの業種では同じ
結果となりますが、製造業の売上原価には、製品の製造に必要な
工場の維持費や人件費などが含まれるので、製造業の限界利益は、
売上総利益よりも当然大きくなります。