No76・・・オフバランス
オフバランスとは、資産を貸借対照表(バランスシート)から外している
状態のことで、オフバランスは、簿外取引であり、オフバランスをすることにより、
貸借対照表をスリム化でき、オフバランスは証券化の目的の1つでもあります。
このオフバランスは、ROE(株主資本利益率)やROA(総資産利益率)を改善して、
資産効率を高める為の方法の1つです。
また、オフバランス処理の代表例としてリース取引がありますが、
このリース取引のうち、所有権移転外ファイナンスリース取引についても、
2008年4月以降に開始する事業年度から、通常の売買取引の会計処理に準じて
オンバランス処理されるようになりました。
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そして、オフバランスを利用して、財務体質を健全に見せる会計操作が
行なわれことが頻繁に起こり、2008年のサブプライムローン問題を発端とする
金融危機を複雑化しているのもこのオフバランス取引が影響しています。
また、企業の正確な実態を隠すためにオフバランスを隠れ蓑にしている企業が
存在し、オフバランスは投資家が企業の取引実態を的確に把握することを
困難にする為、資産のオフバランス化にはなんらかの対応措置が必要でしょう。
尚、オフバランスは資産だけに限ったものではなく、企業の債務保証行為なども
オフバランスに該当します。
ちなみに、以前は、オプション取引やスワップ取引などのデリバティブ取引は、
オフバランス取引の典型だったのですが、平成12年より適用された
金融商品会計基準により、現在は、貸借対照表に時価評価されて
計上されるようになりました。
オフバランスに関連する用語
※格付け
※オフショア
※資産の流動化に関する法律、資産流動化法
※資産流動化、売掛債権、不動産、資金調達
※債権流動化、売掛債権
※CDS、オプション取引
※CDO、社債、債券