No415・・・信用不安
信用不安とは、企業が倒産するかもしれないという噂や情報が飛び交うことで、
金融市場で信用不安が広がると、クレッジットクランチ(信用収縮)を引き起こし
、信用不安が社会全体に広がると金融市場の暴落や金融機関の破綻などに
結びつきやすく経済を悪化させる要因ともなります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・経営戦略セミナー ・営業マーケティング研修
・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座 ・経営計画作成通信講座
■個人向けと法人向けのカスタマイズサービス
・こんなサービスあったらいいな(オーダーメイドサービス)
■各種コラム・ちょっと気になる四方山話・不動産相場情報
・経理利益貢献度・経理合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・四方山話・日本の不動産相場
この信用不安は、一般的には、企業の財務体質毀損による経営悪化に関する
噂や情報を指すことが多く、企業にとっては信用不安説や信用不安が流れる
こと自体、事業活動に支障をきたすため、この種の噂に関しては、企業として
早急に対策を打つ必要があります。
また、取引先であるクライアントの信用不安には常に目を光らせる必要があり、
それが自社の大口のクライアントであれば尚更です。
そして、与信管理においても、取引先企業の信用不安は常にチェックしておく
必要があり、企業の信用不安情報の入手は、その企業に出入りしたり、
その企業の社員と接触する者であれば、その企業に危険な兆候があるかどうかを
判断できる情報を持っている場合が多いので、そのような人から情報を仕入れて
信用不安の有無を判断することが可能なのです。
よって、調査機関に企業の信用調査を依頼せずに、自社の社員で充分信用情報の収集が
できますので、社員には取引先企業の情報は、会社のデータベースに些細な
細かい情報まで登録させて、全社で情報を共有しておくべきです。
また、取引先企業から手形ジャンプ依頼や、債務の支払猶予や分割弁済の
要請を受けることは、その企業に資金繰りで深刻な問題があることを端的に
示している為、即座に対策を打つ必要があります。
そして、一企業だけの信用不安と異なり、金融市場全体に信用不安が広がると、
クレッジットクランチ(信用収縮)を引き起こしてしまう為、サブプライムローン問題を
発端とする金融危機の際は、銀行などの金融機関が企業に対して貸し渋りを
することで、資金ショートを起し黒字倒産する不動産業セクターの上場企業も
続出し、銀行間の資金の流れまで滞ってしまい、金融市場も暴落して、100年に一度と
言われるほどの金融危機に発展しました。
ちなみに、クレッジットクランチ(信用収縮)とは金融システム不安のことであり、
クレッジットクランチは資金供給が細り、世の中にお金が行き渡らず、
お金が滞る状態のことです。