No719・・・営業キャッシュフロー対有利子負債比率
営業キャッシュフロー対有利子負債比率とは、営業キャッシュフローが有利子負債の
何倍であるかを示す財務指標で、営業キャッシュフロー対有利子負債比率の数値は、
大きければ大きいほど、債務の返済能力が高いことを示しています。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この営業キャッシュフロー対有利子負債比率を計算しておけば、現在の有利子負債残高が、
企業にとって、適正な有利子負債の残高であるかを、キャッシュフローの点からも
確認することが出来ます。
ちなみに、企業の資本構成を分析する財務指標には、自己資本比率、レバレッジ比率、
負債比率、D/Eレシオ、ギアリング比率なとがあります。
また、営業キャッシュフロー対有利子負債比率は、企業の債務返済能力を示す指標の
1つではありますが、営業キャッシュフローには、企業活動に必要不可欠な、設備投資などの
投資活動の支出が加味されていませんので、厳密に、企業の債務返済能力を評価する為には、
計算式に、営業キャッシュフローを用いるのではなく、フリーキャッシュフローを用いるべきです。
尚、フリーキャッシュフロー(FCF)とは、営業キャッシュフローと投資キャッシュフローの
合計のことであり、キャッシュフロー経営の目的は、フリーキャッシュフローを増加させることです。
計算式・・・営業キャッシュフロー対有利子負債比率=営業キャッシュフロー÷有利子負債×100