No699・・・間接法によるキャッシュフロー計算書
間接法によるキャッシュフロー計算書とは、損益計算書の利益をベースに、
現金の支出を伴わない非現金支出費用や資産と負債の増減を調整して
キャッシュフローを示す財務諸表のことであり、間接法による
キャッシュフロー計算書は、営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、
財務キャッシュフローに区分されています。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この間接法によるキャッシュフロー計算書は、税引前利益からスタートする
場合と税引後利益からスタートする場合がありますが、管理会計で間接法による
キャッシュフロー計算書を利用する場合は、税引後利益からスタートする
間接法によるキャッシュフロー計算書の方が、会計上の利益が、現金ベースに
変換される流れが分かりやすいはずです。
また、間接法によるキャッシュフロー計算書は、直接法によるキャッシュフロー計算書と
異なり、純額表示なので、営業収入や営業支出の総額がどれだけあったのかなどは、
キャッシュフロー計算書を見ても把握できません。
ちなみに、直接法によるキャッシュフロー計算書は、収入と支出の総額を示しているので、
資金繰り表とほぼ同じ内容といえます。
尚、間接法によるキャッシュフロー計算書と直接法によるキャッシュフロー計算書の、
両方の短所をカバーし、長所を取り入れた表が資金移動表で、資金移動表を分析する
ことで、企業の資金繰りの状態を的確に把握することができます。