No720・・・営業キャッシュフロー対設備投資比率
営業キャッシュフロー対設備投資比率とは、どの程度、設備投資が
営業キャッシュフローで賄うことができているかを示す財務指標で、
営業キャッシュフロー対設備投資比率の数値は、100%以上が望ましく、
設備投資は、営業キャッシュフローの範囲内で収めることが基本です。
この営業キャッシュフロー対設備投資比率を計算すると、設備投資の金額が、
営業キャッシュフローと比較して妥当であるかを把握することができますので、
設備投資の金額を常に、営業キャッシュフローの範囲内に収めておけば、
基本的に、資金繰りが苦しくなることはありません。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、営業キャッシュフロー対設備投資比率を計算した結果が100%以下の場合は、
営業キャッシュフローで賄えなかった設備投資の金額は、借入をして支払うか、
手持ちの現預金を取り崩して支払っていることになりますので、毎年このようなことを
継続していると、いずれ資金ショートを起こす可能性が高くなります。
ちなみに、設備投資以外、投資活動が何もされていない場合は、営業キャッシュフローから
設備投資の金額を差し引くと、フリーキャッシュフロー(FCF)を算出できます。
尚、営業キャッシュフロー対設備投資比率は、実績値だけを計算するのではなく、
予算を作成するときにこそ、活用すべき財務指標です。
計算式・・・営業キャッシュフロー対設備投資比率(%)=営業キャッシュフロー÷設備投資金額×100