No574・・・キャッシュフロー比率
キャッシュフロー比率とは、有利子負債の残高と、本業のキャッシュフローである
営業キャッシュフローの関係を示した指標であり、キャッシュフロー比率が高ければ、
有利子負債の返済に不安が無いことを示しており、キャッシュフロー比率は、
財務の安定性を評価する、財務分析における安全性分析の指標なのです。
このキャッシュフロー比率の計算で使用するキャッシュフローには、一般的に、
営業キャッシュフローが用いられていますが、フリーキャッシュフロー(FCF)を計算に
用いる方が、より厳密に有利子負債の支払能力を把握することが出来ます。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座等のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座
※経理・財務・経営企画業務の利益貢献度・各種管理業務合理化の後に残るもの・不動産相場情報
・経理業務の利益貢献度・経理業務の合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・日本の不動産相場
また、キャッシュフロー比率の計算に、当期純利益と減価償却費を足した数値を
キャッシュフローとすることは、大まかな計算をする際は問題ありませんが、
この数値は、キャッシュフローに大きな影響を与える運転資金の要素を
考慮に入れていないので、正確なキャッシュフローとはいえません。
そして、キャッシュフロー比率を計算する時に、一緒に計算することが
多い指標がインタレストカバレッジで、インタレストカバレッジとは、
企業の借入金等の利息支払能力を測定する為の指標であり、
インタレストカバレッジは、事業活動により得た利益が有利子負債の
支払利息等である金融費用の何倍であるかを示した指標です。
尚、営業キャッシュフローの仕組みを理解することは、、経理部、財務部、
経営企画室に所属する社員にとっては、基本的なことです。
計算式・・・キャッシュフロー比率=営業キャッシュフロー÷有利子負債
キャッシュフロー比率に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー