No43・・・アメリカ新通貨発行と金本位制度
国際商品価格暴落の中で、金(ゴールド)の底堅さが際立っています。
最近の金地金価格の底堅さを見ていると、高橋康夫さんの予測内容を
思い出します。
高橋康夫さんの予測内容とは、21世紀のアメリカの世界戦略として
予測していたものでその概要は、膨大な米国対外債務を大幅削減するため、
アメリカが意図的に金(ゴールド)相場を低迷させて金(ゴールド)を低価格で
大量に取得し、金(ゴールド)の確保が終了し次第、新しい金本位制度を導入と
同時に新通貨を発行し、旧通貨と新通貨の交換比率を利用して米国対外債務を
大幅削減し、米国財政を健全化しようとしているとの趣旨だったと記憶してます。
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金本位制度とは、自国通貨と金の交換比率を決め自国通貨の発行量である
マネーサプライは自国の保有する金保有量によって制限される制度ですが、
1971年までの世界は金本位制度だったものの、その当時のアメリカは
金の保有量が激減し国家存亡の危機を迎えていた為、1971年8月15日の
いわゆるニクソンシックにより突然に金と米ドルの兌換を停止し、その他の
世界各国の通貨も1973年までに変動為替相場制に移行して、
金本位制度は完全に崩壊しました。
何故、国家の金保有量が激減すると国家存亡の危機かというと、戦争に
なった時に、金の裏づけのない国の紙幣など、どの国も信用するはずもなく、
戦争に必要な資材を調達できなくなり戦争の継続が不可能になるという
論理から、国家の安全保障に関わる非常事態という認識だったようです。
米国が金本位制度を停止したのも、その当時の冷戦状況下を考えると
当然な判断といえるでしょう。
このように、金は他の国際商品と違い政治的色彩が強く出る商品なので、
この時期の金の底堅さは非常に不気味なものがあります。
そして、2008年のサブプライムローンに端を発する金融危機の影響で
アメリカの財政状態も著しく悪化している環境下では、アメリカが金方位制度導入と
新通貨(AMERO)発行をする時期としては、絶好のタイミングではないでしょうか。
もしこのことが世の中の一部の人達だけに漏れていて、金価格が底堅く
推移しているなら、国際的インサイダーですね。
金本位制度に関連する用語
※新円切換