No67・・・設備投資関連の成長分野
設備投資関連の工作機械を製造している企業の業績は
景気に左右されますが、設備投資関連の中でも景気にそれほど左右されず、
毎年着実に世界の市場規模が拡大している成長分野もあります。
その分野の1つが、産業用ロボットの分野で、現在の世界市場規模は
約1兆円で現在の成長速度が持続すれば、2010年代の半ばには市場規模は
2倍に達するとの予測もあります。
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現在は、産業用ロボットは大量生産の輸送用機器セクターである
自動車産業中心ですが、ロボットが複雑な動きが出来るようになるに従い、
食品等の多品種少量生産工場でも徐々に導入が広がっています。
産業用ロボットの特徴は、プログラム変更すれば、
様々な作業に利用することが可能なことで、導入コストが高くても様々な
製品製造に対応できる為、利用の裾野が広がっています。
ちなみに現在の産業用ロボットの世界シェアトップはファナックで、
23%のシェアを取っているようです。
そして、ファナックはトップシェアでありながら、高利益率を実現していますが、
他社との違いは制御用ソフト・センサー・モーター等の部品の大半を内製化していることです。
このことは、抜群のバランスシートを有するファナックの強さの秘密の1つでしょう。
また、産業用ロボットの台数ベースの世界トップは安田電機のようです。
現在は、設備投資関連の企業は大幅な受注減となっていますが、
設備投資関連の中でも、成長分野である産業用ロボットの事業を有する
企業の株を安く買うことが出来るのは、現在のような投資環境でしか
ありえないことなのでしょう。