No136・・・PBR(株価純資産倍率)
PBR(株価純資産倍率)とは、株価を1株純資産で割って算出したもので、
PBRは1株純資産の何倍まで株価が買われているかを示し、PBRが低いほど
企業価値が割安であると判断でき、PBRは企業価値を評価する上でも
重要な指標です。
例えば、PBRが1倍を割れている企業に投資をし、企業がその時点で
解散した場合に、解散後資産を売却し負債を支払い手元に残った
1株当り純資産が取得単価を上回った場合は、
差額が利益になる可能性があります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、PBRが仮に高い場合でも、収益力の源泉になる版権等の法的な
権利の資産を大量に保有し版権ビジネスを展開している企業は、
そのような資産がその価値に値する金額で貸借対照表(BS)上で
評価されていないことがほとんどなので、そのような企業は
実質的なPBRがかなり低下することになります。
そして、投資をする際には、投資対象企業の1株純資産やPBRだけで
判断するのではなく、規模別・業種別平均の1株純資産と比較して、
その企業の1株純資産やPBRから見た企業価値を評価することになります。
また、上場企業の業界平均の1株利益やPER(株価収益率)、1株純資産(BPS)や
PBR(株価純資産倍率)の数値データは、東京証券取引所のHP上で、各月末現在の
規模別・業種別データ(連結・単体)が公表されている為、投資の際には、
東証のHPにアクセスすることにより、投資対象企業の数値データと規模別・
業種別数値データを比較することが出来ます。
尚、PBRが企業の正確な株価純資産倍率を表わしていない場合は、粉飾決算を
している場合、隠れた不良債権が多額にある場合、版権等の法的権利が
その権利に値する金額で評価されていない場合、簿外負債がある場合等、
貸借対照表の資産と負債が正確な時価になっていない場合です。