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機械受注統計

機械受注統計<経営者の為の用語集経営財務情報








No316・・・機械受注統計


機械受注統計とは、内閣府が調査・公表している機械受注統計調査報告のことで、

機械受注統計は、民間設備投資の先行指標で代表的なマクロ経済指標の1つで

あり、機械受注統計は、機械製造業者が受注する設備投資関連の機械セクター

ある工作機械などの受注状況を把握することで、国内の設備投資動向を把握して、

日本経済の先行きを予測する為の基礎的判断材料です。


※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)

財務指標データ






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この機械受注統計は、国が指定した280社をベースにして調査をしており、

調査対象企業は基本的に固定で、調査の頻度は、受注実績は毎月の月末時点で

調査し、受注見通しは、毎四半期末に調査しており、機械受注統計の調査項目は、

需要者別、機種別の受注額や機種別販売額及び受注残高などです。


そして、この機械受注統計で最も注目されているポイントは、船舶・電力を除く

民需で、その理由は、企業が機械メーカーに発注する時期が、実際に設備投資を

実施する時期の6ヶ月から9ヵ月前であるためで、民間の設備投資のトレンドを

把握するには最も適しています。


ちなみに、機械受注統計の民需のなかで、船舶と電力を除く理由としては、

船舶と電力は建造期間が長い為に、それらの受注がどちらかというと景気との

連動性が低いとの考えにより除外されています。


また、機械受注統計は、調査月によっては、季節性の影響を受ける為、

短月だけの公表数値だけを見るのではなく、四半期毎の発表数値に注目して、

機械受注のトレンドを把握することが重要です。


そして、機械受注統計の数値は、株式市場・為替市場・債券市場では、

市場コンセンサス(世間での予想)と実績値との差が特に注目されており、

この差にギャップがあればあるほど、機械受注統計が発表されると、

為替相場では、円高円安が進行したり、債券相場では、長期金利

上昇や下落をしたり、株式市場では、日経平均株価東証株価指数 (TOPIX)等の

株価指数や設備投資関連の企業の株価が大きく影響を受けます。


ちなみに、代表的な設備投資関連企業としては、ファナック、安川電機、

住友重機械工業、森精機製作所、オークマ、アマダ、東芝機械、富士機械製造、

牧野フライス製作所などの企業があります。