No347・・・GSR(ゴールドシルバーレシオ)
GSR(ゴールドシルバーレシオ)とは、金価格と銀価格の
比率を示した指標のことで、GSRの計算式は、
1グラムの金の価格÷1グラムの銀の価格です。
このGSRは、景気の先行指数としても株式市場からも注目されており、
GSRの値が縮小している時は景気の拡大期と見ることができ、
GSRの値が拡大している時は景気の縮小期と見ることができます。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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またGSR(ゴールドシルバーレシオ)は、金と銀の価格を比較し
続けることで、現在と将来の経済環境を分析し予測できる1つの
ツールでありますが、GSR算出に利用される金は、プラチナについで
非常に希少価値の高い非鉄金属で、昔は、その希少価値の高さから
通貨としても利用され、現在でも、金は有事の時に資金の逃避先として
買われる究極の通貨ともいえます。
それに対して、GSR(ゴールドシルバーレシオ)算出に利用される銀は、
金ほど希少価値は高くありませんが、銀はすべての金属の中で、
電気と熱の最高の伝導性があるため、様々な工業用製品の需要があり、
近年はますます工業用製品の需要が増加している為、景気の動向に
銀価格は左右される傾向があります。
このような金と銀の特性を利用したGSR(ゴールドシルバーレシオ)は、
単に景気の動向を予測する為だけに活用するのではなく、金の特徴を
利用して、世界の金融市場の混乱を予測する指標としても活用でき、
世界的に金融市場が混乱し、砂上の楼閣のようなペーパーマネーに
対する通貨不安が起きGSRの値は上昇を始め時は、NYダウやS&P500、
日経平均株価を始めとする世界の株価指数は下落しやすい環境に
突入したと見ることができます。
ちなみに、GSR(ゴールドシルバーレシオ)の過去データを見ると、
GSRの値は最大で100ぐらいで、最小で15くらいであり、GSRの値が
どちらかに極端に振れるということは、経済環境が大きく変化する
兆しともいえるため、株式市場などの金融市場では大きな価格変動が
起きやすくなることは必然なのでしょう。