No317・・・WTI原油
WTI原油とは、米国のテキサス州で産出される原油で、WTI原油は、欧州産の
北海ブレントと中東産のドバイと共に、世界原油価格の3大指標と呼ばれており、
WTI原油は、原油価格の先物としてニューヨークマーカンタイル取引所(NYMEX)で
取引されています。
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このニューヨークマーカンタイル取引所で取引されるWTI原油先物は、
世界の原油価格の指標的な位置づけであり、そのWTI原油先物の取引量は、
実際の原油生産量の数十倍から数百倍にも達しており、NYダウ、S&P500、
ナスダック総合指数、日経平均株価などの世界の株価指数にもWTI原油先物の
価格動向は影響力を持っており、WTI原油先物は、世界の経済活動の要でもある
エネルギー価格の先行指標であり、世界の物流価格の指標でもある
バルチック海運指数(BDI)や、商品価格の指数であるCRB指数と共に、
世界の物価動向や世界経済の先行きを占う重要な経済指標の
1つにもなっています。
また、WTI原油とともに、世界の代表的な原油の指標である北海ブレントは、
英国領の北海で産出され、北海ブレントは、原油価格の先物として
ロンドン国際石油取引所(IPE)で取引されており、もう1つの世界の代表的な
原油指標であるドバイ原油は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで産出されており、
ドバイ原油は、産出量のほぼ全てである全量が定期契約以外のスポット市場で
取引されています。
また、WTI原油先物は、原油の先物としては世界で最も取引量が多いのですが、
株式市場や為替市場と比較すると、WTI原油先物ですら小さな市場であるため、
機関投資家やヘッジファンドなどが運用する投資信託の資金などの巨額の
投機マネーが流れ込むと、WTI原油先物の価格変動は増幅されることになります。
ちなみに、WTI原油のWTIとは、ウエスト・テキサス・インターミディエートの
頭文字を取り略したものです。
ところで、以前は、原油価格連動型上場投信は日本にはありませんでしたが、
欧米の年金基金から、世界中の各種のコモディティファンドやコモディティ投資信託への
資金流入が増加していることや、資源の先高観の台頭・インフレ懸念も増加していることもあり、
大阪証券取引所にWTI原油価格連動型上場投信(証券コード1671)が上場しています。
尚、コモディティとは、原油や天然ガスなどのエネルギー、金・銀・プラチナ・銅・アルミなどの非鉄金属、
小麦・大豆・とうもろこしなどの穀物などを指しており、これらのコモディティは、日常生活には欠かせない
資源や原材料を総称しています。
WTI原油に関する用語
※商品先物取引法
※新円切換
※アメリカ新通貨発行と金本位制度
※GSR(ゴールドシルバーレシオ)