No329・・・レアメタル(希少金属)
レアメタル(希少金属)とは、世界的に埋蔵量が限られ、産出量が少ない
金属資源のことで、レアメタルは、31鋼種、47種類の金属であり、
代表的なレアメタルとしては、ニッケル、クロム、タングステン、コバルト、
モリブデン、マンガン、バナジウムなどがあり、レアメタルの生産は、
他の金属と比較して、採掘と精錬のコストが高く、高度な精錬技術を必要とします。
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このレアメタル(希少金属)は、あらゆる高性能機器やハイテク製品に
必要不可欠な半導体や電子部品を製造する為には、無くてはならない物で、
レアメタルを使用している主な製品としては、自動車、パソコン、携帯電話、
AV機器、家電製品、超硬工具なとで、超硬工具とは、非常に摩耗しにくい
金属加工用の切削工具のことで、超硬工具は、あらゆる製品の製造過程で
必要不可欠な消耗品であるため、超硬工具の生産量と景気の動向は
密接な関係があります。
尚、最近話題に上ることが多いリチウムイオン電池は、レアメタル(希少金属)の
リチウムを主原料とするところからこの名称となっています。
また、レアメタル(希少金属)の産出量が、南アフリカ、カナダ、インド、アメリカ、中国、
北朝鮮などの国に集中している結果、レアメタル資源争奪戦は激しさを増しており、
レアメタルを生産する世界の非鉄メジャーも寡占化傾向にあり、そして、レアメタルは、
WTI原油やCRB指数とともにインフレの先行指標となるもので、NYダウやS&P500、
日経平均株価などの世界の株式市場にも強い影響を与えます。
ちなみに、世界の主要非鉄メジャーは下記の通りです。
@BHPビリトン社(BHP Billiton)
Aアングロ・アメリカン社(Anglo American PLC)
Bリオ・ティント社(Rio Tinto)
そして、日本は欧米諸国よりも、自動車やハイテク製品などに、
このレアメタル(希少金属)を大量に利用する為、このような背景から、
日本政府はレアメタルの供給確保、代替材料の開発、リサイクル技術の開発を
推進しており、レアメタルが大量に含まれる携帯電話を、通信事業者に回収を
義務付ける回収義務化を経済産業省が検討していることもその一環で、
世界有数の資源国に匹敵する日本の都市鉱山を活用する動きが出ています。
尚、都市鉱山とは、都市に存在する工業製品などの産業廃棄物に含まれる
膨大な金属資源のことで、その金属の中には、当然、レアメタル(希少金属)も
多数含まれています。
ちなみに、日本は世界有数の都市鉱山であり、日本の都市鉱山は、
金属によっては全世界の埋蔵量の10%を超える金属が多数あるといわれおり、
中でもレアメタル(希少金属)のインジウムは、天然鉱山の確認埋蔵量の61%も
存在するようです。
尚、レアメタル(希少金属)の31鋼種、47種類の一覧は下記の通りです。
1.リチウム
2.ベリリウム
3.ホウ素
4.スカンジウム
5.チタン
6.バナジウム
7.クロム
8.マンガン
9.コバルト
10.ニッケル
11.ガリウム
12.ゲルマニウム
13.ルビジウム
14.ストロンチウム
15.イットリウム
16.ジルコニウム
17.ニオブ
18.モリブデン
19.パラジウム
20.インジウム
21.アンチモン
22.テルル
23.セシウム
24.バリウム
25.ランタン
26.セリウム
27.プラセオジム
28.ネオジム
29.プロメチウム
30.サマリウム
31.ユウロピウム
32.ガドリニウム
33.テルビウム
34.ジスプロシウム
35.ホルミウム
36.エルビウム
37.ツリウム
38.イッテルビウム
39.ルテチウム
40.ハフニウム
41.タンタル
42.タングステン
43.レニウム
44.イリジウム
45.プラチナ
46.タリウム
47.ビスマス