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リチウムイオン電池＜経営者の為の用語集＜経営財務情報

No334・・・リチウムイオン電池


リチウムイオン電池とは、何度でも繰り返し充電可能な蓄電池のことで、

リチウムイオン電池は、レアメタル（希少金属）のリチウムを主原料とする

ところからこの名称となっており、リチウムイオン電池は、脱石油化の為の

本命のエネルギー技術の1つと言われています。


このリチウムイオン電池は、既にパソコンをはじめとした、携帯電話、

デジタルカメラ、ポータブルゲーム機などの IT機器を中心に世界市場規模も

約１兆円に達していますが、リチウムイオン電池が、脱石油化の為の本命の

エネルギー技術の1つと言われている理由が、自動車、鉄道車両、工作機械、

建設機械などの産業機械向け用途の拡大が期待されていることです。


※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ






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その中の自動車向けとは、リチウムイオン電池を動力とする電気自動車（EV）や

ハイブリッド車（HEV）のことであり、石油代替エネルギーとして電気自動車が

注目されていますが、その為の現時点で最右翼の代替エネルギー源として

リチウムイオン電池が注目されているわけです。


しかし、次世代エネルギーの大本命と言われているのは、リチウムイオン電池ではなく

燃料電池なのですが、この燃料電池は、水素と酸素を利用して化学反応させることで

電気を発電する仕組みの電池であり、燃料電池は、発電をした際に、世界的に排出量の

削減目標が出ている二酸化炭素（CO2）や有害物質やをほとんど排出することがない

究極のクリーンエネルギーなのですが、コスト的な問題と、クリアすべき技術的な

課題があり、本格的に実用化されるのには、まだ時間が必要であると言われています。


このような理由から、リチウムイオン電池が電気自動車（EV）やハイブリッド車（HEV）、

そして産業機械などのエネルギーとして期待されており、リチウムイオン電池が

本格的に自動車や産業機械に掲載されるようになれば、それは完全に脱石油へ

転換するエネルギー革命ともいえ、世界経済の勢力地図が完全に変わる可能性も

秘めているわけで、そのような世界が実現すれば、WTI原油の価格動向に

一喜一憂するようなこともなくなるはずです。


現在、リチウムイオン電池で世界最大手のトップシェアを誇るのが三洋電機ですが、

その他のリチウムイオン電池シェア上位メーカーは、サムスンＳＤＩ、ソニー、LG化学、

松下電池工業などです。


このようにリチウムイオン電池は、非常に有望なエネルギー技術ではありますが、

自動車を始めとした更なる用途拡大に向けての課題としては、パワー、容量、

小型軽量化、急速充電などの機能の向上があります。


尚、リチウムイオン電池の製造・開発に関わる主な企業の一覧は下記の通りです。