No610・・・売上高付加価値率
売上高付加価値率とは、企業が事業活動において、ヒト・モノ・カネの
経営資源を活用して生みだした価値を売上高で割ることにより算出した
財務指標で、売上高付加価値率が高い企業は、企業が新たに生み出した
価値が大きく生産性が高い企業であり、売上高付加価値率は、
財務分析における生産性指標の1つです。
この売上高付加価値率を向上させるためには、まずは、付加価値を
高める必要がありますが、付加価値を高める為に基本的なこととしては、
自社で提供する商品・製品・サービスを質の高いものにして、
売上高総利益率を改善することです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、同業他社と比較して、売上高付加価値率が高い企業は、ブランド力が
高いといえ、ブランドは、商品・製品・サービスの質を高めるだけで向上する
ものではなく、企業としての総合的な取り組みを改善することでのみ、
ブランドを高めることができます。
そして、売上高付加価値率とともに、利用される財務指標には、労働分配率、
労働生産性などがあり、労働分配率とは、企業が生み出した付加価値に対する
人件費の割合を示した財務指標のことで、労働生産性とは、企業が生み出した
付加価値を従業員数で割った財務指標のことです。
尚、売上高付加価値率の計算の際に必要となる付加価値の計算方法は、
控除方式と加算方式で、加算方式の代表的な計算方法としては、日本銀行方式、
経済産業省方式、財務省方式があり、控除方式には、中小企業庁方式があります。
計算式・・・売上高付加価値率 = 付加価値÷売上高
売上高付加価値率に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー