No606・・・営業利益成長率
営業利益成長率とは、企業の本業での利益の成長率を客観的に
評価する財務指標で、営業利益成長率は、基準となる事業年度の
営業利益からどれだけ営業利益が増加したかをまず計算し、その増加率を
計算した指標であり、営業利益成長率は、営業利益伸び率とも呼ばれる
成長性指標です。
この営業利益成長率が、売上高成長率を上回る伸びを示している時は、
その企業の商品・製品・サービスの質やブランド力が高いと見ることが
できたり、損益分岐点が低く、コストコントロールが優れた企業と
見ることもでき、営業利益成長率が高ければ、当然、キャッシュフローにも
プラスの効果があります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、営業利益成長率を分析する場合は、単年度だけの数値を
見るのではなく、複数の事業年度を見るべきであり、同業他社の
営業利益成長率を自社の営業利益成長率の方が上回っている
場合は、同業他社よりも自社の方が強いブランド力を持っていると
評価することもできます。
そして、営業利益成長率が伸びていたとしても、売上高が減収で
営業利益だけが伸びている、減収増益の状態では、企業の将来の
利益の成長にも限界がでてくるはずなので、売上高が増収で営業利益が
伸びている増収増益の状態が理想の企業の成長の姿であるといえます。
尚、企業の総合的な利益の成長率を分析したい場合は、企業の総合的な
実力を示す、経常利益の伸び率である、経常利益成長率の指標で評価します。
計算式・・・営業利益成長率=営業利益増加額÷基準年度の営業利益
営業利益成長率に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー