No584・・・成長性指標
成長性指標とは、企業の売上高や利益等の推移を分析することにより、
企業の将来への成長の可能性を判断する財務指標で、成長性指標は、
売上や利益等のフロー面や、総資産(総資本)や株主資本等の
ストック面からも分析し、成長性指標は、自社の時系列データの推移を
比較する為に利用したり、同業他社や同業種の平均値と比較をしたり
する為に活用します。
この成長性指標は、経営分析における財務分析に欠かせない指標で、
成長性指標以外の財務指標は、生産性指標、効率性指標、安全性指標、
収益性指標があります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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尚、成長性指標の主な指標は下記の通りです。
主な成長性指標
@売上高成長率
A営業利益成長率
B経常利益成長率
C自己資本増加率
D総資本増加率
また、成長性指標において重要なことの1つに、業界市場規模の伸びと
企業の成長率の関係があり、企業の売上成長率が10%だったとしても、
市場全体の成長率が企業の売上成長率を上回っていれば、企業の
市場シェアは低下していることになるので、成長性指標を分析する際は、
企業の成長率と客観的に比較できる市場規模等の比較対象が必要です。
そして、財務諸表の数値以外で、成長性を評価できる項目としては、子会社数、
従業員数、店舗、事務所等の項目で、これらの項目が増えているということは、
事業規模が拡大していることを示す客観的な事実といえます。
成長性指標に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー