No403・・・定性分析
定性分析とは、数値で客観的に評価・分析できないような事象を
分析することで、定性分析は、数値化が難しい質の部分を主に言葉で
評価分析するのですが、そのような質の部分の評価を無理にある基準を
設けることにより数値に変換しても余り意味はありません。
この定性分析は、経営分析においては、企業の外部環境と内部環境を
分析することであり、経営分析における定性分析の対象である外部環境とは、
世界・日本経済の状況、企業が属する業界の状況等の環境分析をすることで、
経営分析における定性分析の対象である内部環境とは、経営者、従業員、
経営方針、経営戦略、事業領域、自社の強みと弱み、ブランド力、営業力、
販売力等の環境分析をすることです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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そして、現在の経済環境化における自社の強みと弱みを同業他社と比較する
定性分析をすれば、自社の改善すべき課題などが顕在化します。
また、定性分析は、定量分析と異なり、人によって異なることがない客観的な
ことを基準にする分析手法ではないため、定性分析の結果は、人によって
大きく内容が変わってくる可能性があります。
このことは、一般的に定性分析をする際にも、現状と何かを比較しないと、
現状が良いのか悪いのか判断できない為、必ず比較対象が必要になりますが、
その比較対象として、よく、「あるべき姿」という理想の状態が比較対照になりますが、
このあるべき姿自体も人によって大きく変わりうるものであるため、非常に主観的で
評価の優劣の差が大きく出やすいのが、定性分析であるといえます。
尚、定性分析と共に評価する際のもう1つのアプローチ手法が定量分析で、
定量分析とは、具体的・客観的な定量データである数字に基づきある事象を
評価分析することで、定量分析は、ある事象の実体を把握する為や計画を
作成する際の仮説の検証の為などに行なうものであり、定量分析は
意思決定の際の客観的な判断材料となり、定量分析は経営分析においては、
財務分析とも呼ばれています。