No582・・・効率性指標
効率性指標とは、財務諸表である、貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)の
数値を利用して、どれくらい資本を有効活用しているかを評価測定する
財務指標のことで、効率性指標は、企業がどれだけ資本を有効活用して
事業活動をしているかを客観的に示す、経営分析における財務分析に
欠かせない指標なのです。
この効率性指標には、財務分析の際に、非常に威力を発揮し、
財務の基本ともいえる重要な指標も含まれており、効率性指標の
意味を理解することは、財務の基本を理解することでもあります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、効率性指標を分析する際は、各事業年度のデータを時系列に並べて、
数字の変化を見たり、同業他社や同業種の平均値と比較をしたりすることで、
自社の強みや弱みが浮き彫りになります。
尚、代表的な効率性指標としては下記の通りです。
主な効率性指標
@総資産回転期間
A固定資産回転期間
B棚卸資産回転期間
C売上債権回転期間
D仕入債務回転期間
E総資産回転率(総資本回転率)
F売上債権回転率
G棚卸資産回転率
H仕入債務回転率
I総資産利益率(ROA)
J株主資本利益率(ROE)
K交差比率
そして、効率性指標に欠かせないものが、回転期間と回転率であり、
回転期間と回転率は正反対の計算結果になりますので、この2たつの仕組みを
理解していないと、算出した計算結果の意味も分からず、財務の重要指標の価値が、
全く発揮されないことになります。
ちなみに、財務指標には、効率性指標、安全性指標、収益性指標、生産性指標、
成長性指標があります。
効率性指標に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー