No592・・・固定資産回転期間
固定資産回転期間とは、企業が保有する工場などの固定資産を
どれだけ効率よく活用しているかを示す財務指標で、固定資産回転期間は、
設備などの固定資産への投資額が適切であったのかを示す指標ともいえ、
固定資産回転期間は、財務分析における効率性指標の1つです。
この固定資産回転期間は、固定資産の利用度を客観的に示す指標で、
固定資産回転期間の数値が小さければ小さいほど、工場などの生産設備の
利用度が高く、固定資産の生産性が高いことを示しています。
※全産業固定資産回転期間データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の固定資産回転期間データ)
・全産業固定資産回転期間
・製造業固定資産回転期間
・非鉄金属製造業固定資産回転期間
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時~23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・事業計画書作成セミナー
・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座 ・経営計画作成通信講座
■各種コラム・ちょっと気になる四方山話・不動産相場情報
・経理利益貢献度・経理合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・四方山話・日本の不動産相場
■法人向けサービス(マーケティング、財務等の各種コンサルティング)
・社員研修セミナー(経理・財務・経営企画の社員研修) ・管理職代行サービス ・1日コンサルティング
また、固定資産回転期間は、重厚長大型産業の製造業と固定資産を
それほど必要としない業種では大きく異なりますので、財務分析をする際は、
同業他社の固定資産回転期間や同業種平均の固定資産回転期間と比較しないと、
固定資産を有効活用出来ているかどうかは分かりません。
そして、固定資産回転期間の算出結果が多きければ、固定資産が
有効活用できていないことを示しているので、そのような企業は、
固定資産の減価償却費が過大で利益を圧迫し、固定資産を維持する
ランニングコストがキャッシュフローを減少させる要因にもなっているので、
過剰な設備を調整する為の設備廃棄などの措置が必要であるといえます。
尚、固定資産回転期間の計算式の意味は、ある期間当たりの売上高を
生むためにどれだけの固定資産が必要であるかを示しています。
計算式・・・固定資産回転期間(日数) = 固定資産 ÷ (売上高 ÷365日)
固定資産回転期間に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー