No234・・・総資産回転期間(総資本回転期間)
総資産回転期間(総資本回転期間)とは、どの程度総資産(総資本)を
効率的に活用しているかを示す財務指標で、総資産回転期間の算出は、
総資産を売上高で割って計算し、総資産回転期間は、
企業がどの程度総資産(総資本)を効率的に活用しているかを
評価出来る指標で、総資産回転期間は、財務分析の効率性分析手法でもあります。
また、総資産回転期間(総資本回転期間)は、計算結果が小さいほど、
少ない資産で大きな売上高を上げていることになり、企業が保有する資産を
効率的に活用して、収益に結び付けていることを総資産回転期間は表しています。
※全産業総資産回転期間データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の総資産回転期間データ)
・全産業総資産回転期間
・製造業総資産回転期間
・非製造業総資産回転期間
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この総資産回転期間(総資本回転期間)の計算において総資産を用いる理由は、
総資産は企業が自己資本と他人資本により資金調達をし、資金投下された資本の
全ての運用形態を表しているからです。
そして、総資産回転期間(総資本回転期間)の計算式における総資産は、
期首総資産と期末総資産の平均値を用いる場合と、期末総資産のみを
利用する場合があります。
また、異業種は単純に比較することは難しく、一般的に利益率の低い業種は、
総資産回転期間(総資本回転期間)は小さく算出される傾向があります。
尚、総資産回転期間の向上には、まずは、不要な資産の処分・圧縮をして総資産を
減らすとともに、マーケティング戦略を駆使し売上高を増加させるしかありません。
ちなみに、総資産回転期間と総資本回期間は同じ内容です。
計算式・・・総資産回転期間(総資本回転期間)= 総資産 ÷ 売上高
総資産回転期間(総資本回転期間)に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー