No734・・・製品回転率
製品回転率とは、製品が完成してから、製品を販売するまでの速さを示す
財務指標のことで、製品回転率の求め方は、売上原価を製品在庫で割って
算出することができ、製品回転率が高いほど、販売サイクルが短いことを
示しています。
この製品回転率は、製造予算の構成要素でもある、製品別在庫予算表を
作成する際にも利用されています。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・経営戦略セミナー ・営業マーケティング研修
・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座 ・経営計画作成通信講座
■個人向けと法人向けのカスタマイズサービス
・こんなサービスあったらいいな(オーダーメイドサービス)
■各種コラム・ちょっと気になる四方山話・不動産相場情報
・経理利益貢献度・経理合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・四方山話・日本の不動産相場
また、製品回転率は、製造業の、会社全体の販売サイクルや製品毎の
売れ行きや何日分の製品の在庫を保有しているかを示す財務指標なので、
在庫管理には必要不可欠な指標です。
ちなみに、適正在庫とは、販売機会の損失を防ぐとともに、様々なコストの観点からも
考えて最適な在庫量のことで、適正在庫の考え方としては、商品の購買コスト、
商品の管理コスト、商品の品切れや欠品による販売機会損失等の観点から
適正な在庫量を考えるのが基本です。
そして、製品の売れ行きを分析する際に、製品の粗利益率や製品の回転率を個別に
分析するだけでは不十分で、製品の売れ行きを分析する際は、製品の粗利益率と
製品の回転率の両方を加味した、交差比率を計算することで、製品ごとの
利益貢献度が明らかになります。
尚、在庫計画を作成する際は、製品回転率の仕組みの理解が欠かせませんので、
製品回転率の仕組みは、経理部、財務部、経営企画室に所属する社員であれば、
必ず理解しておくべきことです。
製品回転率の計算式・・・売上原価÷棚卸資産
■棚卸資産回転率を構成する要素
@製品回転率
A仕掛品回転率
B原材料回転率