No581・・・収益性指標
収益性指標とは、企業の利益獲得能力を、主に損益計算書(PL)のデータを
利用して見るための財務指標であり、収益性指標を分析する際は、単年度だけの
データを利用するのではなく、時系列データの推移や同業他社や同業種の
平均値と比較をする必要があります。
この収益性指標が高いことは、少ないコストで効率的に売上をあげていることを
示しており、限界利益率が高い企業の、収益性指標は、当然高い傾向を示しています。
また、同業他社より収益性指標が高いことは、自社のブラント力、営業力、販売力、
財務力等が優っていることを客観的な数字が物語っています。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
■ビジネススキルを磨くマンツーマンセミナーと通信講座等のご案内
※セミナー会場は、JR山手線秋葉原駅徒歩1分(受講可能日時・平日・土日・祝祭日7時〜23時)
※各種通信講座は、受講期間6ヶ月から1年間(電子メールによる質問が何回でも可能)
・経営管理セミナー ・予算作成セミナー ・予算作成通信講座 ・経営管理通信講座
※経理・財務・経営企画業務の利益貢献度・各種管理業務合理化の後に残るもの・不動産相場情報
・経理業務の利益貢献度・経理業務の合理化の後に残るもの・いる社員といらない社員・日本の不動産相場
尚、収益性指標の主な指標は、下記の通りです。
代表的な収益性指標
@売上高売上総利益率
A売上高営業利益率
B売上高経常利益率
C売上高当期純利益率
DEBITDAマージン
そして、投下資本などと収益性の関係を総合的に分析する場合は、バランスシートの
総資産や株主資本を利用して評価することになります。
ちなみに、投下資本などと収益性の関係を総合的に分析する指標としては、
総資産利益率(ROA)や株主資本利益率(ROE)があり、株主資本利益率は、
財務レバレッジを効かせるだけで、改善することが出来ますが、総資産利益率(ROA)を
改善する為には、売上総利益率や売上高営業利益率を高くする改善策を講じ、
不要な資産を圧縮する必要があります。
尚、財務指標には、収益性指標、安全性指標、効率性指標、生産性指標、
成長性指標があります。
収益性指標に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー