No63・・・売上高経常利益率
売上高経常利益率とは、企業活動において獲得した売上高に対して、
経常利益が占める割合を示した財務指標で、売上高経常利益率は、
企業の総合的な実力である利益獲得能力や収益力を示すもので、
売上高経常利益率は企業の真の収益性を示す指標で、売上高経常利益率は、
財務分析の収益性分析手法でもあります。
売上高経常利益率の算出方法は、営業利益に営業外収益と営業外費用を
加減して算出した経常利益を売上高で割って計算します。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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この売上高経常利益率は、企業の本業である営業活動と企業のストックである
財務活動から発生する収益力を示す指標でもあり、売上高経常利益率は、
企業の総合的な利益を稼ぐ実力を示すものなのといえます。
また、売上高経常利益率を自社の過去の実績や同業他社の業界平均値等と
比較して、自社がどれだけ企業全体で効率よく儲けているかや
自社の収益力推移の変化を掴み課題を分析します。
そして、売上高経常利益率の良い企業は、売上高総利益率(売上高粗利益率)や
売上高営業利益率も高く有利子負債も少ない財務体質の健全な企業が多く、
また、連結子会社以外の関連会社や非連結子会社が多い企業は、
持分法適用会社の最終損益を持分法投資損益として、自社の持分の損益だけを
連結財務諸表の営業外収益に加算するため、売上高経常利益率を高めることに
なります。
また、売上高経常利益率が改善すれば経常利益が増加するだけでなく、
資金繰りの改善にも繋がり、結果として財務体質の改善・強化にもなります。
尚、売上高経常利益率を用いて、自社の過去の実績や同業他社の業界平均値等と
比較して自社の金融収支の良し悪しや資金調達力や資金調達コスト等の財務面の
チェックをすることも出来ます。
売上高経常利益率に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー