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脱石油に欠かせないリチウムイオン電池

脱石油に欠かせないリチウムイオン電池<ちょっと気になる四方山話経営財務情報








No71・・・脱石油に欠かせないリチウムイオン電池


脱石油に欠かせないエネルギー技術は、太陽電池燃料電池など

様々ありますが、現時点では、リチウムイオン電池が最右翼でしょう。


ちなみに、リチウムイオン電池は、レアメタル(希少金属)

リチウムを主原料とするところからこの名称となっています。






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このリチウムイオン電池は、繰り返し充電できる電池で、

現在はパソコン・携帯電話・携帯音楽プレーヤー等で利用され、

世界市場規模は現在約1兆円といわれています。


現在の世界シェアトップ企業は三洋電機で26%のシェアを握っており、

日本企業では全体の約60%ほどの世界シェアがあるようです。


パナソニックは昨年三洋電機を子会社化する事を決定しましたが、

リチウムイオン電池の将来性を考えると、三洋電機が喉から手が出るほど欲しかったのでしょう。


パナソニックがそれほど欲しがるのも無理は無く、

リチウムイオン電池は電気自動車向けの掲載電池として最右翼の技術だからです。


事実、三洋電機買収をめぐっては、パナソニック以外でも新日本石油等の

エネルギー関連の企業等の異業種の企業も三洋争奪戦に参入していたくらいです。


いずれは、燃料電池がリチウムイオン電池の性能を駆逐すると言われてはいますが、

現在は圧倒的にコストと技術においてリチウムイオン電池にかなわないようなのです。


リチウムイオン電池が本格的に自動車に掲載されるようになれば、

それは完全に脱石油へ転換するエネルギー革命ともいえ、

世界経済の勢力地図が完全に変わる可能性も秘めているわけです。


ちなみに、2010年にはGMがハイブリッド電気自動車を販売しますが、

その電気自動車に掲載されるリチウムイオン電池は、日立製作所が開発したものです。


リチウムイオン電池業界は現在でさえ活況にわいており、

完全な売り手市場で、いくら作っても供給が追いつかなく、

当面供給不足は続く可能性が高いと見られています。


そして、電気自動車の需要が高まり、脱石油の流れが加速してきたときには、

恐ろしく巨大な市場が新たに出来、世界の産業の中心の1つになることは間違いないのでしょう。








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