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EV

EV<経営者の為の用語集経営財務情報








No611・・・EV


EVとは、株式時価総額ネット有利子負債とを合計した

もので、EVは、企業を買収(M&A)する際の客観的な判断基準となる

ものであり、EVはその計算上、株式の時価総額とネット有利子負債が

増加すれば、EVも増加することになります。


ちなみに、EVは、企業価値のことです。


※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)

財務指標データ






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このEVは、文字通り、企業の価値を示すものなのですが、

上場している企業の場合に、株式市場で取引されている株価を基に、

EVを算出した場合は、そのEVは、必ずしも、企業の本当の価値を

示しているものとは言えません。


その理由として、株式の時価総額とは、企業の株価に発行済株式数を

乗じて算出するものなので、上場している企業の株価は、企業の価値を

無視して、大きく上昇しすぎることもありますし、逆に、大きく下落しすぎる

こともあるからです。


また、EVの計算をする際に用いるネット有利子負債とは、

有利子負債残高から現金及び預金や現金同等物などのすぐに換金化できる

資産を差し引いた金額のことです。


そして、EVを利用した財務指標にはEBITDA倍率がありますが、

EBITDA倍率とは、EVがEBITDAの何倍であるかを示す指標で、

EBITDAとは、企業が本社を置く国の、税率、金利水準、会計基準の違いを

取り除いた利益の額のことになります。


尚、EVの株式の時価総額を算定する方法としては、時価純資産評価方法、

DCF評価方法、類似業種批准評価方法(マルチプル評価方法)などの企業価値評価

方法があります。



EVに関連する用語

財務資産負債純資産損益キャッシュフロー