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株式益回り

株式益回り<経営者の為の用語集経営財務情報








No270・・・株式益回り


株式益回りとは、1株利益(EPS)を株価で割り算出したもので、

株式益回りは、PER(株価収益率)の逆数であり、株式益回りが

高ければ高いほど、その企業の株価は割安であると判断でき、

株式益回りは、株式に投資する際は欠かすことが出来ない

指標の1つです。


また、株式は金融商品の1つなので、投資家が投資を実行する際は、

他の金融商品と比較することになりますが、株式を、他の金融商品と

比較する際に利用されるのが株式益回りです。


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一般的には、株式益回りと長期金利(10年物国債)を比較し、

その株式が割安で投資を実行するに値するのかを判断しますが、

株式益回りを債券の長期金利と比較する理由として、株式と債券では

投資リスクが全く異なり、債券の方が株式よりも確実に期待利回りを

得ることが出来る為、もし、株式と債券の利回りが同じであれば、

債券に投資家が集まることになるからです。


そこで、どれくらい株式益回りと長期金利(10年物国債)に

利回りの差があれば、株式に投資をするに値するのかを判断する

基準として、イールドスプレッドというものがあります。


そのイールドスプレッドとは、長期金利(10年物国債)から

株式益回りを引いたもので、イールドスプレッドが小さければ

小さいほど株式が割安であることを示し、過去の統計では

長期金利と株式益回りのイールドスプレッドは平均3%〜4%に

なっています。


そして、株式益回りは、投資の基本である、投資元本に対する

利回りを示すものであり、投資利回りを把握することが出来れば、

株式などの金融商品に限らず、あらゆるものと比較することが

出来る為、資産運用や事業などの利益を追求するものには、

株式益回りなどの利回りの概念は必要不可欠なものなのです。


計算式・・・株式益回り(%)=1株利益(EPS)÷株価



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