No271・・・イールドスプレッド
イールドスプレッドとは、イールドが利回りという意味で、
スプレッドが格差という意味から、利回り格差という意味であり、
通常イールドスプレッドは、長期金利と株式益回りの差のことを
指すことが一般的であり、イールドスプレッドは、その水準により
投資判断に利用される指標なのです。
また、イールドスプレッドは、長期金利(10年物国債)と株式益回りの
関係から、債券投資が適しているのか、株式投資が適しているのかを
判断する指標として用いられます。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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そのイールドスプレッドの値が過去のデータより拡大がピークと
予測できる時が、債券投資のタイミングの時期で、イールドスプレッドの
値が過去のデータより縮小がピークと予測できる時が株式投資のタイミングの
時期と判断することが出来ます。
このイールドスプレッドが拡大する理由としては、長期金利(10年物国債)の
利回りが上昇しているか、企業の利益の落込みにより、株式益回りが
低下しているか、もしくはその両方が原因でイールドスプレッドが拡大し、
イールドスプレッドが縮小する原因としては、長期金利(10年物国債)の
利回りが低下しているか、企業の利益の回復により、株式益回りが
上昇しているか、もしくはその両方が原因でイールドスプレッドが
縮小していることになります。
尚、長期金利(10年物国債)と株式益回りのイールドスプレッドの
過去の統計では、長期金利と株式益回りのイールドスプレッドは
平均3%〜4%になっています。
ちなみに、イールドスプレッドを算出する際に必要な株式益回りは、
1株利益(EPS)を株価で割り算出したもので、株式益回りは、
PER(株価収益率)の逆数でもあり、イールドスプレッドを算出する際に
必要な株式益回りを利用する時は、実績ベースの数値を用いて計算する場合と、
今期の予測ベースの数値を用いて計算する場合があります。
イールドスプレッドに関連する用語
※フィキシングメンバー
※アメリカ新通貨発行と金本位制度
※GSR(ゴールドシルバーレシオ)
※新円切換
※米国債と借金の本質
※通貨発行益(シニョリッジ)