No604・・・設備生産性
設備生産性とは、企業が設備投資した有形固定資産などの生産設備が、
どれくらい効率的に活用されているかを示す財務指標で、設備生産性は、
付加価値を有形固定資産で割って算出するのが一般的であり、設備生産性は、
財務分析における生産性指標の1つです。
この設備生産性は、計算結果が大きいほど、生産性が高いことを示しており、
設備生産性を向上させるためには、付加価値を増加させるか、無駄な設備投資を
削減し、有形固定資産を必要最小限に抑える必要があります。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、設備生産性は、老朽化した設備を多数保有している企業より、
最新鋭の設備を多数保有している企業の方が、設備生産性が高くなる
傾向はありますが、機械などの設備を使うのは、人間であるため、
いくら設備の性能が良くても、使う側の人間が、上手く設備を使いこなすことが
出来なければ、宝の持ち腐れです。
そして、設備生産性と共に、一緒に分析する指標に、労働生産性や
労働装備率がありますが、労働生産性とは、企業が生み出した付加価値を
従業員数で割った財務指標のことで、労働装備率とは、建物や機械装置などの
有形固定資産が、従業員1人当たりどれくらい利用されているかを示す
財務指標のことです。
尚、設備生産性の計算に用いる付加価値とは、企業が事業活動において、
ヒト・モノ・カネの経営資源を活用して生みだした価値のことです。
計算式・・・設備生産性=付加価値÷有形固定資産
設備生産性に関連する用語
※財務、資産、負債、純資産、損益、キャッシュフロー