No247・・・円高
円高とは、他の外国通貨より日本円の価値が高くなることで、円高になれば、
他の外国通貨と日本円を交換する際に、日本円の1単位でより多くの
外国通貨を得ることができ、円高は日本円の価値が増すことなので、
日本人には好ましいことなのです。
※全産業財務指標データ
(日本企業約280万社の業種別・規模別の財務指標データ)
・財務指標データ
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また、円高になれば、世界レベルで見れば、日本人の購買力が増し、
世界のあらゆる物やサービスを安く手に入れることが出来ます。
その円高メリットの具体例としては、例えば米ドル円の為替レートを例にすると、
1ドル= 100円の為替レートの時は、米ドルを1ドル得る為には、
日本円が100円必要であるのですが、為替相場が今の例よりも円高の
1ドル= 50円であれば、米ドルを1ドル得る為には、日本円が50円あればよく、
これが円高である日本円の価値が高くなった状態で、海外旅行、外国でのショッピング、
外国の資産に投資する時等は、円高になればなるほど少ない日本円で、
たくさんショッピングできたり、多くの外国の資産を手に入れることが出来るのです。
よく、テレビの報道や新聞では円高のマイナス面ばかり強調されますが、
それは、ある小さな観点から見た場合のことを強調しているだけで、
大きな観点から見れば、円安ではなく円高こそ日本人にとっては
歓迎すべきことです。
ゆえに、円高は一部の輸出産業にはマイナスの効果がありますが、
日本全体で見れば、円高になることは間違いなくプラス効果なのです。
また、円高は一部の輸出産業には業績にマイナスの効果があるため、
輸出企業などは業績予想の前提である想定為替レート近辺で為替予約をして、
為替変動リスクをヘッジしています。
尚、実効為替レートや実質為替レートは、特定の2国間の為替レートを表したものではありません。
ちなみに、ドル円相場などの為替がニュースになった場合などは、上田八木短資などのディーリングルームが
テレビに放映されていますが、 短資会社とは、金融機関向けのコール市場などの短期金融市場で、
銀行間の貸借取引の仲介を行う会社のことです。
円高に関連する用語
※貿易保険法
※フィキシングメンバー
※アメリカ新通貨発行と金本位制度
※GSR(ゴールドシルバーレシオ)
※新円切換
※米国債と借金の本質
※通貨発行益(シニョリッジ)
※実質金利、名目金利
※円安トレンドへの転換